THUMGY DataとExcelについて(2)

皆さん、こんにちは。

前回に続き、『THUMGY DataとExcelについて』というテーマで記事を書きます。前回はデータ分析を行う目的でExcelを使う場合の課題を書きましたが、今回はそのExcelの課題に対してTHUMGY Data(※1)がどのように対応できるかについて、記述していきます。

Excelの課題1:処理可能なデータ件数には上限がある

THUMGY Dataにはシステム上のデータ件数の上限はありません。私が実際にデータ分析に使用した最も多いデータ件数は2,500万件程度でした。データ分析を行うPCによって時間差がありますが、処理は止まることはありませんでした。

Excelの課題2:大規模データの場合、パフォーマンスが低下する

THUMGY Dataは、大規模データを処理することを想定して設計したデータ分析ソフトウェアのため、数十万件程度であれば、大きなパフォーマンスの低下はありません。

Excelの課題3.エラーチェックが難しい

THUMGY Dataは、明示的に条件を設定しない限り、すべてのデータを対象にして処理をするため、集計漏れによるエラーはシステム的に発生しません。また、スクリプトの構文などに不備があった場合、処理が中断されるため、集計エラーなどが発生するリスクはありません。

Excelの課題4.処理ロジックのブラックボックス化

THUMGY Dataは、操作履歴からスクリプトを作成するため、スクリプトを見ると、操作手順を把握することができ、操作ログを見ると、処理結果が確認できます。THUMGY Dataを使うと処理の全体像が見える化されるため、他者によるレビューや引継ぎなどが容易にできるようになり、作業の属人化が防止できます。

Excelの課題5.処理の自動化が難しい

処理の自動化にはプログラム作成が必要になりますが、Excelの場合、VBAを読み書きできる専門スキルが必要になるのに対し、THUMGY Dataの場合、1つの処理は基本的には2行で記述され、記述も分かりやすい英単語のため、誰でも処理内容について理解できます。また、THUMGY Dataでは、操作履歴をコピーしてスクリプトを作成するため、xBase言語を自ら記述する必要はありません。したがって、THUMGY Dataは、スクリプト(プログラム)を作成するための専門スキルは不要です。

次号では、Excelの課題に対するTHUMGY Dataの対応について、対比しながらまとめていきます。

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※1:データ分析の普及を目的に、監査においてデータ分析に長年携わってきた公認会計士が開発したデータ分析ソフトウェアです。開発および提供は三恵ビジネスコンサルティング株式会社が行っています。三恵ビジネスコンサルティング株式会社では、監査人が効率的にデータ分析を実践できることを目的として、すぐに監査に利用できるオープンスクリプト(※2)をWebサイトで提供しています。

※2:オープンスクリプト(こちら)とは『THUMGY Data for Analytics』で実行できるプログラムであり、誰でも無償で利用でき、変更や再配布も自由に許可されています。

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